ネット婚活や単発の婚活パーティーに参加すると、ごくまれに怪しい人を見かけます。それは「偽装婚活者」といわれる人たち。
本当は結婚する意思が無いのに、他の目的で婚活に参加している人たちです。実際、騙されてお金を支払ったり、借金を背負ったりする人もいます。
婚活サイトや婚活パーティーに参加する場合は、身を守るために最低限の用心は必要。最低限知っておくべき「偽装婚活者」の手口をまとめました。
目次
投資マンション営業マン
その名の通りです。もしかしたら、あなたにも一度はセールス電話がかかってきたことがあるかもしれません。
話の切り口は様々。
「節税対策になります。」
「年金は不安です、老後に備えませんか?」
「二人の将来のために、しっかりとした資産形成をして欲しい。」
「せっかくの資産を遊ばせているのはもったいない。」
たいていは、数回目のデートで、信頼関係がある程度培われてから、話を切り出すケースが多いそうです。さも親切心から、ここだけの話として教えてくれます。
それって詐欺?
それって詐欺では? と思うかもしれません。
しかし、詐欺ではありません。彼らもプロ。上手く法律のスレスレで営業しているので、法律では詐欺になりません。きちんと手順を追って説明して、同意した上で契約するので、法律違反では無いのです。
詐欺にならないことは、余計に厄介。違法ではないので、キャンセル出来ません。裁判所に訴えても勝てません。
結果、数百万〜数千万の借金と、不動産が残ります。もちろん、契約が終わった途端に、結婚も交際も消えます。販売員は、突然態度を豹変したり、病気になったり、海外転勤になったり。ひどい場合は、連絡がとれなくなるケースも有ります。
不動産が残るなら良いのでは? と思うかもしれません。
しかしこのタイプの投資マンションを売ろうにも、借金の金額以上では絶対に売れません。ひどい場合は半値以下というケースも。これは、マンション販売業者が、通常ではありえない高値で売っているためです。
具体的には、市場価値で1,000万円のマンションを1,500万円で売る様なイメージです。売る時は市場価格になるので、1,000万円でしかうれません。仲介手数料などでさらに5%ほど余計にかかります。
なぜこんな悪質なことをするの?
営業マンは、なぜこんな悪質なことをするのでしょうか?
理由のひとつは報酬です。投資マンション販売員の給与は売れば売るほど給与がもらえる歩合の割合が高く、1物件の契約で報酬が数十万〜数百万になります。強者は年収2千万以上稼ぐ人も。
また会社の教育のせいもあります。こういった不動産会社は社内が異様な雰囲気で、売れない営業マンは人間ではないと罵倒されたり、中には殴られることもあるそうです。
営業マンも、会社に洗脳されてしまっているので、ある意味被害者なのかもしれません。
騙されても気付かない人も
この手口が無くならないのは、騙された人が泣き寝入りしていたり、そもそも騙されたことに気付いていないことが多いことが原因のひとつ。
マンションの価値がかなり安いことも、売りに出さなければ気付きません。毎年損失がでても、「節税できた!」と喜んでいる人は多いのです。
もしあなたの身の回りでそういう話があったら、教えてあげて下さい。ただし手遅れで気づいていない人は、ソッとしておいてあげる方がよいかもしれません…
保険販売員
こちらは、若干高等なテクニックで迫ってきます。なぜなら、保険の場合は騙したことに気づかれるとキャンセルできます。そこで保険の販売員は、後々まで騙されたことに気づかないタイプの人を狙います。こころ優しいマイペースな人です。
多いのは、外資系の生命保険などで、保険代理店という形で個人営業している人々。代理店なので保険会社には直接関係ありません。男性も女性もいます。
生命保険では、掛け捨て部分の2割〜4割が販売員の代理店報酬になります。この販売報酬が目的です。
元々入っている保険を変更するだけなので、被害にあった人もほとんど気付きません。そのため成功率は高いようです。
手口としては、これもある程度デートの回数を重ねてからゆっくり攻めてきます。結婚を匂わすかどうかは、人それぞれ。ただし、最終的には遺恨が残らない終わり方で、交際を終えるのが共通の手口です。
キャバクラ嬢、ホスト
これは、直ぐに気付きます。目的は同伴出勤。初回のデートか、2回めからガンガン攻めてきます。それでも中にはハマってしまう人がいるようです。
ネットワークビジネス
これも、比較的簡単です。ただし、ネットワークビジネスを知らない人は、ダマされてしまう人がいるようです。
ネットワークビジネスとは、物販の販売を装ったネズミ講のようなシステムです。有名なのは「ア●ウェイ」など。
始めの切り口は、美容関係や車のタイヤなど、商品を販売すること。そのあと、代理店契約というシステムを紹介されます。代理店契約をすることで、紹介者が親となった販売網に参加します。こうやって販売網を広げることが本来の目的です。
理論上ではこの販売網が広がると、あっという間に日本人全員が組織に参加する計算になります。そんなことはありえませんので、理論上は成り立たない商法を広げるシステムとして、きわどい営業をしています。
ナンバ目的の既婚者
これは一番わかりにくいかもしれません。もちろん男性がほとんど。指輪の跡や会話の端々からしか判別することができません。ダマされると心のダメージがキツいですね。
中には指輪の跡にファンデーションをしている輩もいます。また、単身赴任でほとんど家に帰っていないケースも。こうなるとまず分かりません。
こういう人間はどこかで報いを受けるでしょう。でも確実にある一定数はいます。
新興宗教の勧誘
これはレアなケースですが、実在します。普通の感覚の人であれば、もちろんすぐに分かります。
教団や宗派によるのでしょうが、宗教は信者を増やすことが究極の目的です。従って、何人新しく勧誘して入信させたかが、その組織での評価になるのです。
彼らは洗脳されているので必死です。良いことだと思って全力で勧誘してきます。意外とルックスに自信がある人が多いとか。
偽装婚活者を見抜く方法とは
この様な偽装婚活者を見抜く方法はあるのでしょうか。
一番確実は目安はこれです。
「個人的な親友又は親にあなたを紹介してくれたか?」
さすがに親まで加担していることはありませんので、親だと確実です。しかし親と会うのはかなり親密にならないと難しいかもしれません。
親友の場合は数人だと不安。営業マン同士が親友を装っていることもあります。昔からの親友で、しっかりとした交際がfacebookなどで確認できる事が条件です。
紹介が難しければ、相手のfacebookを確認することも有効です。facebookを偽装するのはかなり難しく、facebook友達をたどれば偽装は大体分かります。出身高校や大学の友人がゼロで、最近知り合った人と表面上のコメントをやりとりしているだけであれば偽装の可能性が高いでしょう。
婚活は信頼できるサービスで
いろいろ悪い話ばかりでしたが、こんな偽装婚活者は婚活している人のほんの一部だけ。あまり用心しすぎると、せっかく理想のお相手と知り合ってもチャンスを逃がしてしまいます。
もしあなたが人を信じやすいタイプなら、忘れないように心に止めておくと良いでしょう。普通の感性をもっているなら、大体見抜けます。
悪質な人を見抜く自信がない場合は、大手の結婚相談所を利用すると良いでしょう。
ただし結婚相談所は費用が高額なので、先ずは資料を請求して無料カウンセリングを数社受け、納得してから入会することをおすすめします。
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